図脳デジタルシートCivil7
ラスターに強い紙図面加筆編集システム
システム概要
「図脳デジタルシート Civil Ver.7」は、紙図面をデジタル化し、複数の図面を張り合わせる機能や座標に合わせて精度高く補正する機能、
汚れを除去するごみ取り機能など、豊富なラスター編集機能で紙資産を無駄にすることなく有効活用を実現します。カラーラスターにも対応しています。 |
導入メリット
紙図面をスキャニングして電子化すれば、従来の面倒な切り張り作業から開放されます。
しかも、紙図面のように劣化がなく、図面精度も保持でき、保管場所にも困りません。
また、図脳デジタルシートCivil7の強力なラスター編集機能を使えば、折り目やかすれ、ゴミなどが補正できます。
システム詳細
カラーの紙図面からのスキャンにも対応したカラーラスター/ベクター混在機能
地図や公図、現況図面などの紙図面を大判スキャナやA0、A1サイズ対応の広幅複合機から取り込んで、カラー、モノクロを問わず、
CAD上で活用することができるカラーラスター/ベクター混在機能で、カラーの紙図面も無駄にすることなく有効活用できます。
取り込むラスターのファイル形式は、TIFF形式、BMP形式、JPEG形式と多彩なファイル形式に対応しています。
豊富なラスター編集機能で紙資産を有効活用
紙図面が汚れていたり、青焼き図面であっても、ごみ取り機能できれいな図面に再生することができます。
また、歪みのある場合は、座標に合わせて補正するメッシュ補正コマンドで、精度高く補正します。
他にも、任意の複数ポイントを指定して、図面を補正する多点補正コマンドなど豊富な補正機能を搭載しており、
図面の状態に合わせて的確な図面補正がおこなえます。
複数に渡る図面も、複数の接合ポイントを指定して隣接図面を貼り合せる多点接合コマンドで、継ぎ目のない貼り合せ図面を作成できます。
また、貼り合せにより図面が重なった不要部分は一括消去できます。
ラスターを部分的に切り出す移動や複写コマンド、重なるラスター部分を欠けることなく直線のみを削除する直線消去コマンドなど、
豊富なラスター編集機能を搭載。
さらに、別売のラスター/ベクター変換モジュール「図脳RVコンバータPRO Ver.2」のプラグインで、高速ラスター/ベクター変換が可能となります。
主なラスター編集機能
- 消去、移動、複写、変形、ごみ取り
- 補正機能(メッシュ補正、多点補正、距離指定、角度指定、ヘルマート、4点補正 ほか)
- 多点接合、重なり部分の一括消去、直線消去
- ラスターレイヤー機能(ラスターレイヤ間の複写、移動にも対応)
- ラスター境界認識、ラスターサーチ ほか
縮尺を保持したラスターだから計測が可能
ラスターに縮尺を保持させることができますので、面積計算や距離などの計測が可能です。 充実したラスター補正機能により、精度の高い計測結果が得られます。 ヘロン入力や三斜入力による面積計算は、求積図や面積表の作成も可能です。 また、透過色塗りやグラデーション塗りにより、表現力のある図面を作成できます。 ラスターの境界を自動認識するので、計測や色塗りがワンタッチで作業可能です。
土木製図に役立つ豊富な機能を搭載
縦断図/横断図などの作成など、土木製図に役立つさまざまなコマンドを用意しています。
- 工区割り機能 … 平面図を任意領域で分割し、別々の図面を作成します。
- 朱書き機能 … 朱書き専用のレイヤを持ち、図面出力時には、朱書きの出力/非出力が選択できます。
- 線形や旗上げの作成機能 … パラメータを入力してクロソイド/単曲線を作成できます。幅員線や計測点なども同時に作成することが可能。任意側点からの旗上げも作成できます。
- 縦横変倍移動/複写機能 … 図形移動時に、縦と横の倍率を別々に指定できます。
- SIMA共通フォーマットで入出力が可能です。測量システムとスムーズに連携できます。
最新の電子納品基準に対応
国土交通省の定めるCAD製図基準(案)をはじめ、官庁営繕部、農水省、日本道路公団など、多くの最新納品基準に対応しています。 管轄省庁ごとに異なる図面枠やレイヤ名などの設定が自動でおこなえます。 また、電子納品基準に適合しているかどうかのチェックを一括でおこなうプログラムを標準添付。 適合していない箇所は自動修正機能で簡単に修正できます。
OCF検定での認証取得
- 「図脳デジタルシート Civil Ver.7」はSXF形式への適正について、オープンCADフォーマット評議会の実施するOCF検定での認証を取得しています。